◆マルチメディア社会の到来は不可避(歴史的必然)。但し、規制緩和、行財政改革、教育改革などを大胆に推進、閉塞状況を打破し阻害要因をなくすことが必要。
◆情報化の跛行性により表層部分のマルチメディア化は著しく進むものの、深層部分との乖離は一層拡大する。
◆「団塊孫世代」がマルチメディアっ子、本格的マルチメディア時代は2020年頃に。
団塊世代は大量消費文明を広げる尖兵役を果たしたがゆえに、モノへの呪縛から逃れきれない。団塊ジュニア世代はモノへの呪縛は薄く、情報メディアをしなやかに使いこなす能力に長けている反面、「オタク」といわれるように狭い枠組みの中にのめり込む性癖を持っている。 あと数年たつと、ジュニア世代の結婚、子育てが本格化。この子供たちこそマルチメディアの申し子。生まれた時から存在しているメディアは、何の抵抗もなくあたりまえのものとして身についていく。 この世代が成人し、団塊ジュニア世代が社会の枢要につく2015〜2020年頃にマルチメディア社会は本格化。 (「ゲームの経済学」赤尾晃一著より) |
◆表層と、深層をつなぎ、閉塞状況や阻害要因をなくすためにも、中高年とりわけ我々団塊の世代のマルチメディアによる再生、そしてこの世代が中心となって我が国経済・社会を再生することが不可欠。
さもなくば、2020年には4分の1を占める(私もちょうど70歳)65歳以上の高齢者を到底養いきれず。
◆世紀末までは変革のエネルギーが増大しつつも、基本的には閉塞状況が持続。新世紀とともにマグマが噴火、変革は一気に加速。旧勢力が没落し新勢力が台頭。
◆ 今世紀中に新ビジネスを立ち上げ、新世紀までにその基盤を確立しておくことが肝要。