━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━       ■□■ 電網かわら版『必読!ITメディア』 ■□■     第174号 2014年 3月11日発行 〜総配信数 700部 Thanks!〜 ─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─  ◇インターネット、情報通信、放送関連の話題を、氾濫する情報洪水の中   から厳選、平易かつ簡明に要約・解説してお届けします。                   by マイクル渡辺 info@micle.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  記録的大雪や睡眠不順・不足に悩まされつつ、感動と落胆の冬季オリンピッ クが終わりました。幸い、一昨年来の心身の不調(更年期障害?)はほぼ快癒、 ネット自営業とウォーキングに日々勤しみながら、大リーグ開幕とワールドカ ップが待ち遠しいこの頃です。  さて、日経ビジネス1729号の特集「昭和な会社が強い〜スマホ・パソコンを 捨てる」(後述)に、いち早くIT業界に飛び込みながらも、未だ大成かなわぬ我 が身に忸怩たる思いを抱きつつも、少なからず同感せざるを得ませんでした。  とは言いつつも、「継続は力なり」を信じ、一歩づつでも前進し続けたいと 思います。  今号は、最近のコラムやトピックスから、IT関連に時事問題も加えて、注目 記事をご紹介いたします。  なお、Webサイトの「ITリンク集」も追加・更新しました。 http://www.micle.co.jp/plan/index.html ─────────────────────────────────── 【最近のコラム&トピックスより】 01.IT革命から20年、どうなるネット社会の未来 02.モノのインターネットの衝撃 03.コネクテッドカーの行方−スマート化と端末化− 04.働く高齢者増加はやはり若者の職を奪っている 05.Win7販売終了で、PC買い換えるべき最適な時期は? 他 【「くるまーと」ニュース&トピックスより】 01.次世代型テレマティクス、戦国時代を読み解く 他 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【最近のコラム&トピックスより】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●IT革命から20年、どうなるネット社会の未来 〜日経電子版 ITトレンド(14.01.02) http://www.nikkei.com/article/DGXBZO64721330Y3A221C1000000/  IT革命を起こしたインターネットが広く一般に使われるようになって20年。 ブラウザーを世に広めた今はなき米ネットスケープも、電子商取引の可能性を 開いた米アマゾンも、ちょうど20年前の1994年に誕生した。以来、モバイルや クラウドコンピューティングなど様々な技術革新を経て、今やネットは我々の 生活に欠かせない社会インフラとなった。過去20年にわたるネットの歴史を振 り返りながら、今年の技術トレンドがどうなるのか動向を占ってみたい・・・ ─────────────────────────────────── ●リアルを動かし始めたネット、10年後の情報社会は 〜日経電子版 ECの波頭(14.01.17) http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF0804X_T10C14A1H1EA00/  2014年は情報空間と現実社会の融合が本格化する年となりそうだ。幸い日本経 済も上向き始めており、イノベーションの波が社会の変革を加速するだろう。特 にデジタル、インターネット、ソーシャル、バーチャルの分野で情報化がどう進 むのかは興味深い・・・ ─────────────────────────────────── ●SNSの10年とIT業界の流行を振り返る 〜YOMIURI ONLINE ネット%デジタル(14.01.30) http://www.yomiuri.co.jp/net/interview/20140130-OYT8T00443.htm  2014年は、2004年にFacebookやmixiが登場してから10年という節目になりま す。IT業界のこの10年は、人と人とを繋ぎ始めた10年でした。IT革命でITイン フラ業界が潤っていた2000年頃から昨今のSNSの台頭に至るまでを、新規業界の 勃興と栄枯盛衰について、当事者目線で話ししたいと思います・・・ ─────────────────────────────────── ●モノのインターネットの衝撃 〜ZDNet japan(14.01.01) http://japan.zdnet.com/cio/sp_14iot/35042062/  2014年の注目キーワードは「IoT(Internet of Things)、モノのインターネッ ト」と呼ばれる領域だ。IoTは、人と人から人と機械、さらに機械と機械が通信 し、プロセスを自動化させる「M2M(Machine to Machine)」をベースに語られる ことが多い。これまでネットワークとは無縁と思われていたようなモノがネッ トとつながることで、従来型ビジネスの効率化だけでなく、新産業の出現、消 費者の新たなライフスタイルの登場などが期待されている。自動車の自動運転 技術や車両の管理なども有力だ・・・ ─────────────────────────────────── ●コネクテッドカーの行方−スマート化と端末化− 〜情報通信研究所 InfoComニューズレター(14.02.07) http://www.icr.co.jp/newsletter/kazamidori/2014/kaza201402.html  自動車の情報化が、IT機器と無線機器を搭載して主として効率性や安全性を 高める「テレマティクス」から、自動車を生活のなかのひとつの情報(空間)端 末として、利用者の利便性を高める道具(デバイス)として考える「コネクテッ ドカー」へと力点が変化しています。これこそ新しい高級情報端末の登場です が、そこにスマートフォンを中継機器として使用する構想、いわばスマホ連携 の取り組みが見られます・・・ ─────────────────────────────────── ●グーグル、世界を支配する日? 〜Business Journal(14.02.15) http://biz-journal.jp/2014/02/post_4144.html  いまやGoogleは単なる検索サービス会社ではない。メールやブログ、動画な どあらゆるWebサービスを提供、中でもGoogle MapsとStreet Viewは凄い。携帯 電話事業にも参入、今年1月には自動車メーカー等と共同で、Android搭載自動 車開発を目指す業界団体を設立させた。まるで、世界の情報すべてをデジタル 化し、この世を支配しようとしているかのようだ。一体、Googleはどのような 野望を持ち、どこへ向かおうとしてるのだろうか?・・・ ─────────────────────────────────── ●電動歯ブラシもつながる、ネット時代は「カンブリア紀」に 〜日経電子版 ECの波頭(14.02.28) http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF2107B_R20C14A2H1EA00/  IT(情報技術)はパソコンに始まり、携帯電話、スマホと、より手軽に1人が1 台を持つようになってきた。世界人口の約71億人を目指して増えてきたといえ る。だが現在、電池で動くセンサーと通信可能なスマホにより、電動歯ブラシ など身近な製品始め、あらゆるものが直接・間接的にインターネットとつなが り(IoT Internet of Things)、それをはるかに上回る爆発的なデバイスの広が りが起きようとしている。 ─────────────────────────────────── ●スマホ片手にTVドラマ、感動共有「欲しい→注文」 〜日経電子版 ECの波頭(14.02.07) http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF0304L_U4A200C1H1EA00/  スマートフォンの普及で、テレビショッピングが変わり始めた。団塊世代の 在宅時間が延びる中で、従来のシニア向けTVビショッピングも伸びるだろう。 しかし今後注目されるのは、若年層を中心とした、テレビに啓発された消費行 動の行方だ。スマホを片手にしたドラマ視聴は、感動の共有、商品の調査、買 い物へと忙しく移る・・・ ─────────────────────────────────── ●コンビニのコピー機に、なぜ熱い視線? 〜Business Journal(14.02.12) http://biz-journal.jp/2014/02/post_4114.html  今年、各方面から熱い視線を集めているサービスの一つに、コンビニエンス ストアのコピー機がある。コンビニにコピー機が設置されるようになってから ずいぶんたち、特に目新しくもないと思う方も多いだろうが、機能は密かに年 々強化されている。写真プリントはもちろん、新聞や住民票、各種公演チケッ トや高速バスチケットなど多彩なコンテンツを出力、パソコンやスマホとも手 軽に連携できる・・・ ─────────────────────────────────── ●昭和な会社が強い 〜日経ビジネスONLINE(14.02.17〜) http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140210/259541/  社員の机にパソコンはなく、業務連絡にメールは使わない。携帯端末の支給 もなく、取引先はファクスでやり取りする。徒弟制度が色濃く残り、社内の仕 組みはアナログのまま…。そんな“昭和な会社”は、平成の今も存在する。 「時代遅れ」と侮るなかれ。その中には、効率化投資を極めた大企業をしのぐ 効率や活力を維持する会社も少なくない。“昭和な会社”の強さに迫るととも に、IT化からドブ板営業否定まで“平成流最新経営”の落とし穴を取材・・・ ─────────────────────────────────── ●働く高齢者増加はやはり若者の職を奪っている 〜団藤保晴 インターネットで読み解く!(14.02.18) http://dandoweb.com/backno/20140218.htm  2008年のリーマン・ショックで15〜24歳男性の就業率が目減りしたのに、60 〜64歳と65〜69歳の層は影響を受けず、就業率を伸ばし続けました。60歳定年 制での再雇用が中心でしょうから、給与は大幅に減っているはずです。それが 職業経験がない若者の新規雇用を阻んだと考えられます。人口減少下で日本経 済が成長するには、海外に比べて遅れている女性の活用に加え、高齢者雇用を さらに促すことが必要になると手放しで歓迎できるか疑問です・・・ ─────────────────────────────────── ●「在宅勤務」に本気で取り組む時代が来た 〜DIAMOND online 業界ウォッチ(14.02.24) http://diamond.jp/articles/-/48998  いま、多くの企業が「テレワーク=情報通信手段を活用した、場所や時間に とらわれない柔軟な働き方」に関心を持ち始めている。「そういえば、以前よ く耳にしたような…」という人もいるだろう。1990年代からある“古くて新し い言葉”で、企業にも社員にもさまざまなメリットをもたらすといわれている が、実際にはそれほど普及してこなかった。それがいま再び脚光を浴びつつあ るのはなぜなのだろうか・・・ ─────────────────────────────────── ●高齢化先進国のメーカーが作った「加齢対応PC」の出来栄えは? 〜DIAMOND online デジタルライフNAVI(14.02.24) http://diamond.jp/articles/-/48351  富士通は、55歳〜65歳をメインターゲットにしたウィンドウズ8.1搭載PC「グ ランノート」を発表した。PC市場は前年割れが続き、世界市場で上位のPCメー カーは、「脱PC」に向けてスマホやタブレット、ウェアラブル端末などの開発 に軸足を移そうとしている。その中で、オーソドックスなPCで新たなジャンル 「加齢対応PC」を登場させる富士通の狙いはどこにあるのか・・・ ─────────────────────────────────── ●Win7販売終了で、PC買い換えるべき最適な時期は? 〜Business Journal(14.02.27) http://biz-journal.jp/2014/02/post_4240.html  4月のWindowsXPのサポート終了を目前に控え、PCの買い換えを検討する際、 今ひとつ人気が出ないWin8に対し、XPと使用感の近いWin7にしようと考える人 も多いだろう。しかし、Win7搭載PCも本年10月には販売終了となりそうだ。で は、PCを購入すべきタイミングはいつがベターか?。現在開発中の次期OS(Win 9?)は15年4月発売予定。つまり今Win8搭載PCを購入しても、それは1年少々で 「旧OS」マシンになってしまう・・・ ─────────────────────────────────── ●日本のITエンジニア、IT部門、IT業界はコドモである 〜日経ビジネスONLINE(14.03.04) http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140227/260315/  ITに関わる人や組織「だけ」がコドモなのではなく、日本の組織、そこにい る幹部と構成員、いずれも「本当にコドモ」だ。日本の組織の強みとされてき た「一体感」および一体感の強制は、今や弱みになった。にもかかわらず、組 織やその構成員は一体になることにこだわり、「異質と一流」を排除する。構 成員は「自律・自立」ができず、コドモ同然の思考や行動を続ける・・・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【「くるまーと」ニュース&トピックスより】 http://kurumart.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●アップル、運転中でもiPhone(3/2) http://www.apple.com/jp/pr/library/2014/  米アップルは、同社製スマートフォン「iPhone」を使って、車の運転中に音 声操作で電話をかけることができる新システム「CarPlay」を発表した。ハンド ルの専用ボタンを押せば、iPhoneを手に持たずに音声操作で電話をかけたり、 マップを使ったり、音楽を聴いたりできる。日米欧の主要メーカーが対応車を 発売予定。 ─────────────────────────────────── ●ホンダ「フィット」に不具合が多発する理由(2/14) http://toyokeizai.net/articles/-/30768  フィット、ヴェゼル、ホンダの期待の新型ハイブリッド車がトラブルに見舞 われている。原因は、HV用デュアルクラッチ式自動変速機(DCT)の不具合。DCT のリコールは今回が実に3回目。この背景には、DCTを使ったHVシステムがこれ までに経験がない全く新しい複雑なシステムだったことがある。HV競争の緒戦 でトヨタに完敗したホンダが、逆転をすべくHVシステムを完全刷新するという 高い目標に挑んだわけだが、品質管理での詰めが十分でなかった・・・ ─────────────────────────────────── ●「プリウス」100万台リコール、単一車種で過去最多(2/12) http://www.sankeibiz.jp/business/news/140212/bsa1402121541000-n1.htm  トヨタ自動車は、「プリウス」約99.7万台のリコールを国土交通省に届け出 た。ハイブリッドシステムを制御するプログラムの不具合で、最悪の場合シス テムが停止して走行不能になったりするおそれがある。国内で一度に届け出た リコールとしては、派生車を除く単一車種として過去最多。燃費向上に比例す る形で、システムが高度化、複雑になっており、品質管理の重要性がより高ま っている。 ─────────────────────────────────── ●速度違反!ネット動画から立件(1/29) http://goo.gl/FBNX2P  新潟県警は、道交法違反(速度超過)の疑いで派遣社員(24)を逮捕した。逮捕 容疑は、昨年12月輸入車販売業者から借りたフェラーリで、新潟市内の法定速 度60キロの市道を時速100キロ以上で走行した疑い。動画投稿サイト「ユーチュ ーブ」に、高速走行する様子が投稿されたことから発覚した。 ─────────────────────────────────── ●カーナビはPNDを逆転、ディスプレイオーディオは急成長(1/24) http://www.yano.co.jp/press/press.php/001203  矢野経済研究所は、日本、米国、西欧、中国など世界主要国におけるカーナ ビ、PND(Personal Navigation Device)、ディスプレイオーディオ(DA)の市場調 査を実施、結果を発表した。2013年のカーナビ市場は1,699万台の見込、今後も 堅調に推移。同PND市場は2,412万台の見込、今後は縮小傾向へ。同DA市場は298 万台の見込み、今後は米国を中心に拡大傾向。 ─────────────────────────────────── ●次世代型テレマティクス、戦国時代を読み解く(1/14) http://diamond.jp/articles/-/47093  「グーグルがアンドロイドで車載器事業に本格参入!」「マツダコネクトは 独自SDK発表で注目集中!」など、世界最大規模のエレクトロニクス展示会「C ES2014」で、テレマティクス関連での新しい動きが相次いだ。これからいった い、クルマに何が起こるのか?世界の自動車産業界は、グーグル、アップル、 そしてインテル等の米系大手半導体メーカーを主体としたIT産業に牛耳られて しまうのか?・・・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇電網かわら版は、「まぐまぐ ID:0000005947」「melma! ID:00017577」で  発行しています。 ◇配信の停止や配信先の変更は、下記でお願いいたします。バックナンバーも  ご覧いただけます。 http://www.micle.co.jp/kawara.htm ◇本メールは、等幅(固定幅)フォントで編集されています。ご利用のメールソ  フトにより、正しく表示されない場合があります。 ◇内容および広告掲載等のお問い合わせは、 info@micle.co.jp へ。 ◇電網かわら版『必読!ITメディア』の全文または一部の文章を、許可無く転  載することを禁じます。 ─────────────────────────────────── □■ 企画・制作・発行 (有)マイクル http://www.micle.co.jp/ ■□ 〒242-0001 大和市下鶴間2-1-19-601 TEL:046-264-5030 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━