********************************************************************** ■□■ 電網かわら版『必読!ITメディア』 ■□■ 第169号 2011年11月10日発行 〜総配信数 760部 Thanks!〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇インターネット、情報通信、放送関連の話題を、氾濫する情報洪水の中   から厳選、平易かつ簡明に要約・解説してお届けします。                   by マイクル渡辺 info@micle.co.jp **********************************************************************  長引いた残暑がようやく終わり、日に日に秋風の涼やかさが感じられるよう になりました。如何お過ごしでしょうか。  大震災、原発事故、豪雨、残暑・・・、七難八苦をもたらした天変地異はも う沢山です。このまま何事もなく冬が訪れて欲しいものですが、リーマン・シ ョックを上回るとみられるギリシャ・イタリア危機が・・・  前回「奇跡は起こります。日本人の英知と不断の努力により、被災地はもと より我が国は、必ずや一段の進化を遂げるでしょう。」と記しましたが、ポピ ュリズムが蔓延する政界やメディア、コーポレートガバナンスの欠片すらない 大企業の現状をみると、悲観・悲嘆が募るばかりです。  (宮武嶺氏のブログ「Everyone says I love you !」など) http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/  もはや彼らには何も期待できませんが、誇り高き日本人の一人として、チャ レンジし続けたいと思います。  遅ればせながら、今号は、恒例の「主要IT関連商品シェア動向」と「主要自 動車関連商品シェア動向」をお届けいたします。 ─────────────────────────────────── 【主要IT関連商品シェア動向(2010年)】 01.パソコン 02.プロバイダー 03.光ファイバー通信回線 04.ポータル・検索サイト 05.動画サイト 06.携帯電話端末 07.携帯電話契約数 08.薄型テレビ 09.ブルーレイ・ディスク録再機 10.インクジェットプリンター 11.デジタルカメラ 12.携帯音楽プレーヤー 13.家庭用ゲーム機 14.電子マネー 15.リチウムイオン電池 ─────────────────────────────────── 【主要自動車関連商品シェア動向(2010年)】 01.乗用車 02.輸入自動車 03.軽自動車 04.普通トラック 05.二輪車 06.カーナビ 07.タイヤ 08.ガソリン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【主要IT関連商品のシェア動向(2010年)】 〜日本経済新聞「点検シェア攻防、100品目調査」より ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●パソコン <10年国内出荷台数シェア(1,578万台、前年比17.9%増)>  1位 NEC 19.3%( 1.0%)  2 富士通 19.0 ( 1.1 )  3 東芝 11.2 ( 0 )  4 デル 9.7 (▲ 2.4 )  5 日本HP 9.6 ( 0.4 )   その他 31.2 (▲ 0.1 )( )は前年比増減率ポイント、以下同様 ・Windows7効果による企業の買い替え進展や、小中学校向け教育パソコンの特 需等により、過去最高の出荷台数に。 ・NEC、富士通の上位2社は、地デジ放送視聴・録画機能など最新技術を採り入 れた商品の積極投入によりシェアアップ。販売不振のデルは3→4位に後退、 10年ぶりにデスクトップ型を投入した東芝が3位に。 ・2011年は、多機能携帯端末やスマートホンの人気が急速に高まり、ノート型 の需要が奪われる可能性も。 ─────────────────────────────────── ●プロバイダー(ブロードバンド契約数シェア) <10年末契約数シェア(3,458万件、前年比9.0%増)>  1位 OCN(NTTコム) 21.2%(▲ 0.9%)  2 Yahoo!BB(ソフトバンク) 11.8 (▲ 0.5 )  3 BIGLOBE(NECビッグローブ) 7.9 (▲ 0.2 )  4 au one net(KDDI) 7.8 ( 0.5 )  4 ぷらら(NTTぷらら) 7.3 (▲ 0.6 )   その他 44.0 ( 1.7 ) ・光回線(1,977万件、前年比15%増)、ADSL(859万件、同15%減)と、光回線増 加・ADSL縮小の流れが続く。 ・中長期的に市場停滞が見込まれるなか、各社はクラウド事業などネット接続 事業以外の収益源確保を強化。 ─────────────────────────────────── ●光ファイバー通信回線 <10年度末国内契約回線数シェア(2,028万件、前年度比13.6%増)>  1位 NTT東日本 42.0%(▲ 0.2%)  2 NTT西日本 32.3 ( 0.3 )  3 KDDI 9.4 ( 0.9 )  4 ケイ・オプティコム(関西電力) 5.8 ( 0.2 )  5 UCOM 2.5 (▲ 0.5 )   その他 8.0 (▲ 0.7 ) ・利用者には一通り行きわたった感があり、伸び率は低下傾向に。 ・NTT東西が圧倒的シェアで市場を支配する中、KDDIが、サービス提供地域を 順次拡大しシェアアップ。 ・UCOMは、親会社USENが10年5月に保有株式を全て投資ファンドに売却、営業 体制の見直しなどで巻き返しを目指す。 ─────────────────────────────────── ●ポータル・検索サイト <10年閲覧数シェア(3,185億ページ、前年比1.8%増)>  1位 ヤフー 69.7%(▲ 0.4%)  2 グーグル 11.4 ( 0.8 )  3 MSN(マイクロソフト) 3.5 (▲ 0.2 )  4 インフォシーク 2.8 ( 0 )  5 goo(NTTレゾナント) 2.6 (▲ 0.3 )   その他 10.0 ( 0.1 ) ・家庭用パソコンからの閲覧数は、交流サイト(SNS)などポータル以外の人気 に押され3年連続で減少していたが、SNSやツイッターとの連携など、4年ぶ りに増加。 ・世界最大手グーグルが、新技術の積極導入や、傘下に持つ多様なサービスと 連動した総合力で強みを発揮し、日本でもシェアを拡大。 ・ヤフーに次いでインフォシーク(楽天傘下)も、グーグルの検索技術と広告シ ステムを採用。今後のシェア争いに与える影響に注目が集まりそう。 ─────────────────────────────────── ●動画サイト <10年ページビューシェア(517億ページ、前年比29.5%増)>  1位 ユーチューブ(グーグル) 57.4%(▲ 2.9%)  2 ニコニコ動画(ニワンゴ) 27.6 ( 2.0 )  3 Gya0!など(ヤフー) 3.7 (▲ 1.2 )  4 FC2 Videos 2.8 ( - )  5 Woopie 1.4 ( 0.2 )   その他 7.1 ( 1.9 ) ・NHKや民放キー局など大手コンテンツ事業者が配信に進出し市場が拡大。携 帯端末での利用を含めると閲覧実態はさらに多いとみられる。 ・有料会員への課金収入を事業の柱とするニコニコ動画は、独自コンテンツの 拡充で視聴者を増やし、黒字転換。 ─────────────────────────────────── ●携帯電話端末 <10年度国内出荷台数シェア(3,764万台、前年度比9.3%増)>  1位 シャープ 22.8%(▲ 3.4%)  2 富士通 17.3 ( 2.3 )  3 パナソニックモバイル 11.7 (▲ 3.4 )  4 NECカシオモバイル 10.7 ( - )  5 京セラ 10.4 ( 4.3 )   その他 27.1 ( - ) ・国内出荷台数は、販売奨励金削減による店頭価格上昇により減少傾向にあっ たが、スマートホン人気により再び上昇に転じた。 ・端末事業をめぐるM&Aとスマホ投入の可否がシェア争いを大きく左右。東芝 を吸収した富士通がシェアアップした半面、パナソニックと、NEC/カシオ/ 日立3社が事業統合したNECカシオは、スマホで出遅れシェアダウン。京セラ は安価モデルで拡販。 ・米アップル、韓国サムスン、英ソニー・エリクソンなど海外勢の端末人気が 高まる中、スマホ開発で出遅れた国内勢のシェアダウンが必至に。 ─────────────────────────────────── ●携帯電話契約数 <10年度末国内契約数シェア(1億1954万件、前年度末比6.6%増)>  1位 NTTドコモ 48.5%(▲ 1.5%)  2 KDDI(au) 27.6 (▲ 0.8 )  3 ソフトバンクモバイル 21.3 ( 1.8 )  4 イー・アクセス 2.6 ( 0.5 ) ・「iPhone」「iPad」の販売が好調なソフトバンクと、データ通信用端末が好 調なイー・アクセスがシェアアップ。スマートホン対応に遅れたドコモとKD DIがシェアダウン。 ・各社がスマホ販売に本腰を入れる中、秋にはKDDIが新たにiPhoneの取扱いを 開始、新製品の動向と相まって、シェアが大きく動く可能性も。 ─────────────────────────────────── ●薄型テレビ <10年国内出荷台数シェア(2519.3万台、前年比84.9%増)>  1位 シャープ 33.7%(▲ 2.3%)  2 東芝 23.0 ( 3.4 )  3 パナソニック 22.2 (▲ 0.4 )  4 ソニー 11.5 ( 0.3 )  5 日立製作所 5.8 (▲ 0.3 )   その他 3.8 (▲ 0.7 ) ・エコポイント制度と地デジ完全移行、2つの追い風で大幅増に。 ・08年4位、09年3位と着実に順位を上げた東芝が、店頭価格の割安感などで優 位に立ち、パナソニックを抜いて2位に浮上。 ・11年は東北3県を除き地デジ移行が完了、買い替え特需が無くなるため、大 幅な反動減に。その後年800万〜1000万台規模に収れんしていく見込み。 ─────────────────────────────────── ●ブルーレイ・ディスク録再機 <10年国内出荷台数シェア(494.6万台、前年比70.8%増)>  1位 パナソニック 36.8%( 0.2%)  2 シャープ 30.7 (▲ 5.1 )  3 ソニー 18.0 (▲ 8.1 )  4. 東芝 12.0 ( - )  5. 三菱 2.0 ( 1.0 )   その他 0.5 (▲ 1.0 ) ・DVDから主役が完全に移行。 ・次世代DVD規格競争で負けた東芝が新規参入、一気にシェア12%を獲得。 ・11年は、地デジ移行完了に伴い、薄型テレビに比べ遅れていたBDレコーダー の特需が発生、市場は一層拡大する見込み。 ─────────────────────────────────── ●インクジェットプリンター <10年国内出荷台数シェア(606.1万台、前年比1.1%増)>  1位 キャノン 43.3%(▲ 1.6%)  2 セイコーエプソン 42.7%( 1.1 )  3 ブラザー工業 6.6 (▲ 0.1 )  4 日本HP 6.6 ( 1.3 )  5 リコー 0.7 (▲ 0.3 )   その他 0.1 (▲ 0.4 ) ・前年の個人消費低迷が持ち直したほか、無線LAN対応機種など機能強化が需 要を喚起し、4年連続縮小していた市場は微増に。 ・HPは、プリンター本体にネット接続機能を搭載した機種が好評。 ・長期的に市場は頭打ちで、低価格化も常態化。家庭だけでなく、企業向け販 売競争も一層激化。 ─────────────────────────────────── ●デジタルカメラ <10年国内出荷台数シェア(1057.3万台、前年比8.5%増)>  1位 キャノン 18.5%(▲ 2.0%)  2 パナソニック 16.0 (▲ 0.7 )  3 ソニー 13.7 ( 3.3 )  4 カシオ計算機 13.6 (▲ 2.9 )  5 富士フィルム 12.5 ( 1.0 )   その他 25.7 ( 1.3 ) ・一眼レフが40.1%増の150.1万台と、市場拡大をけん引。中でも、ミラーレ スタイプの一眼カメラをヒットさせたソニーが急上昇(5→3位)。 ・デジタル一眼を手掛けていないカシオは大幅シェアダウン。 ・需要が飽和する中、コンパクト型は製品の優位性を打ち出しづらくなってお り、低価格競争が加速。 ─────────────────────────────────── ●携帯音楽プレーヤー <10年国内出荷台数シェア(650万台、前年比0.0%)>  1位 アップル 48.2%(▲ 3.3%)  2 ソニー 44.4 ( 9.0 )   その他 7.4 (▲ 5.7 ) ・ソニーがアップルを猛追、単月では逆転も。 ・スマートホンやタブレット端末が急速に普及し始め、屋外で音楽を聴く機器 として携帯音楽プレーヤーの優位性が揺らぎつつある。 ─────────────────────────────────── ●家庭用ゲーム機 <10年国内販売台数シェア(944万台、前年比11.1%減)>  1位 任天堂 49.7%(▲ 6.8%)  2 ソニー(SCE) 48.1 ( 7.7 )  3 マイクロソフト 2.2 (▲ 0.9 ) ・現行機の販売が一巡、スマートホンでも高品質な作品を楽しめるようになる など、市場縮小が続く。 ・ソニーは携帯型「PSP」がヒットし、シェアアップ。 ・任天堂は、伸び悩む新型「3DS」を値下げ(2.5万→1.5万)、ソニーも追随し 「PS3」を値下げ(24,980円)し、販売増をもくろむが・・・ ─────────────────────────────────── ●電子マネー(プリペイド式主要6電子マナー) <10年度国内決済件数シェア(20.3億件、前年度比31.3%増)>  1位 ナナコ(セブン&アイ) 25.1%(▲ 0.8%)  2 ワオン(イオン) 24.7 ( 3.3 )  3 スイカ(JR東日本) 22.4 ( 0.2 )  4 エディ(ソニー系) 17.8 (▲ 2.3 )  5 パスモ(私鉄・地下鉄) 9.0 (▲ 0.5 )  6 イコカ(JR西日本) 1.0 ( 0.1 ) ・高額のポイント付与が奏功したワオンと、関西・九州との相互利用や駅郊外 にも利用場所を広げるスイカがシェアを拡大。 ・発行枚数(10年2月末)は、エディ(5,580万枚)、スイカ(2,880万)、 パスモ(1,440万)、ワオン(1,340万)、ナナコ(980万)、イコカ(520万)。 ・利用拠点拡大などにより高成長が続くが、足元では成長に陰りもみられ、利 用テコ入れが急務に。 ─────────────────────────────────── ●リチウムイオン電池 <10年国内販売額シェア(2760億円、前年比6.3%増)>  1位 三洋電機 47.0%(▲ 3.7%)  2 ソニー 26.8 ( 4.9 )  3 パナソニック 14.6 (▲ 0.9 )  4 日立マクセル 5.4 (▲ 1.2 )  5 GSユアサ 4.2 ( 1.8 )   その他 2.0 (▲ 0.9 ) ・スマートホン向け需要が堅調に推移したものの、従来日本勢が得意としてい た携帯電話やパソコン向けが伸びず。 ・ソニーはスマホ向けが好調、GSユアサは、三菱「i-MiVE」向けが堅調。 ・11年以降は、日産リーフ向けに供給するNECグループなど、市場拡大が見込 める車載向けの動向がシェア拡大の分かれ目に。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【主要自動車関連商品のシェア動向(2010年)】 〜日本経済新聞「点検シェア攻防、100品目調査」より ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●乗用車 <10年国内販売台数シェア(292.8万台、前年比10.9%増)>  1位 トヨタ 49.5%( 1.5%)  2 ホンダ 16.6 (▲ 0.9 )  3 日産 15.1 (▲ 0.3 )  4 マツダ 5.4 ( 0.2 )  5 富士重工 2.7 (▲ 0.2 )   その他 10.7 (▲ 0.3 ) ・9月まで続いたエコカー補助金の追い風を受け、前年を大きく上回る。 ・プリウスの大ヒットにより、トヨタのシェアは過去最高に。一方、インサイ トが失速したホンダと、セレナが健闘したもののHV車で出遅れた日産は、シ ェアダウン。 ・11年は、大震災による各社の工場停止の影響もあり混戦模様。 ─────────────────────────────────── ●輸入自動車 <10年国内販売台数シェア(21.3万台、前年比27.0%増)>  1位 フォルクスワーゲン 21.9%(▲ 0.7%)  2 BMW 15.2 (▲ 2.1 )  3 メルセデス・ベンツ 14.5 (▲ 2.6 )  4 日産 12.6 ( 12.4 )  5 アウディ 7.9 (▲ 1.7 )   その他 27.9 (▲ 5.3 ) ・マーチが全量タイ生産に切り替わり「輸入車」扱いとなったため、日産が一 気に4位にランクイン。これに伴い、ドイツ勢はいずれも販売台数は増えた もののシェアダウン。 ・11年は、国内各社の生産停止など販売を伸ばす好機となったが、各社は市場 拡大が続く中国など新興国をより重視、日本への供給台数は概ね震災前の計 画どおりに。 ─────────────────────────────────── ●軽自動車 <10年国内販売台数シェア(172.6万台、前年比2.3%増)>  1位 ダイハツ 34.9%( 0.1%)  2 スズキ 32.5 (▲ 0.2 )  3 ホンダ 9.3 (▲ 0.3 )  4 日産 8.5 ( 0.5 )  5 三菱 6.3 ( 0.2 )   その他 8.5 (▲ 0.3 ) ・登録車に比べ影響は限定的だったものの補助金制度により需要が拡大、4年 ぶりに前年を上回る。 ・ダイハツが4年連続トップ。日産は、新型ルークス(スズキ・パレットOEM車) がそのまま台数増となりシェアアップ。 ・今秋、トヨタが軽に参入(ダイハツOEM車)、本格的な戦国時代に。 ─────────────────────────────────── ●普通トラック(積載量4トン以上) <10年国内販売台数シェア(5.0万台、前年比24.3%増)>  1位 いすゞ自動車 34.0%( 1.9%)  2 日野自動車 33.8 (▲ 0.1 )  3 三菱ふそう 17.2 (▲ 1.3 )  4 UDトラックス 15.0 (▲ 0.5 ) ・景況回復に加え、9月の新環境規制の全面適用を前にした駆け込み需要によ り台数増に。 ・いすゞが僅差で日野をかわし、38年ぶりに首位が交代。 ─────────────────────────────────── ●二輪車 <10年国内販売台数シェア(38.2万台、前年比0.1%減)>  1位 ホンダ 49.0%( 2.5%)  2 ヤマハ発動機 25.0 (▲ 2.0 )  3 スズキ 21.8 ( 0 )  4 川崎重工業 2.2 (▲ 0.3 )  5 ハーレーダビッドソン 1.8 (▲ 0.2 ) その他 0.2 ( 0 ) ・市場縮小に歯止めがかかったものの、ピーク1982年の9分の1程度に。 ・環境意識の高まりの中、長期的には電動二輪車の戦略が国内シェアを左右す る可能性も。 ─────────────────────────────────── ●カーナビ(純正品を除く) <10年国内市販用出荷台数シェア(230万台、前年比15.6%増)>  1位 三洋電機 26.6%(▲ 0.5%)  2 パイオニア 21.9 ( 0.3 )  2 パナソニック 18.4 (▲ 0.1 )  4 富士通テン 16.7 ( 1.4 )  5 アルパイン 5.5 ( - )   その他 10.9 (▲ 1.1 ) ・携帯型カーナビPNDが引き続き堅調、据え付け型もメモリー内臓の安価機種 が販売を伸ばす。 ・アルパインがランクイン、クラリオンが圏外に。 ・11年は、地デジ対応カーナビへの買い替え需要など、市場は拡大する見通し だが、大震災の影響による部品不足などによりシェア変動の可能性も。 ─────────────────────────────────── ●タイヤ <10年国内生産量シェア(116.7万トン、前年比20.0%増)>  1位 ブリヂストン 45.4%( 0.2%)  2 住友ゴム工業 24.7 ( 0.2 )  3 横浜ゴム 17.0 ( 0.1 )  4 東洋ゴム工業 12.5 ( 0.1 )   その他 0.4 (▲ 0.6 ) ・新興国向け需要の拡大や、低燃費タイヤの拡販などにより、生産が回復。 ・仏ミシュランの太田工場閉鎖により、各社シェアアップ。 ・大震災で住友、東洋の主力拠点が被災、シェアへの影響は必至。 ─────────────────────────────────── ●ガソリン <10年度国内販売量シェア(5820万キロリットル、前年度比1.3%増)>  1位 JX日鉱日石エネルギー 34.2%(▲ 0.5%)  2 エクソンモービル 16.9 ( 0.1 )  3 昭和シェル石油 15.7 (▲ 0.4 )  4 出光興産 15.5 ( 0.3 )  5 コスモ石油 10.9 (▲ 0.5 )   その他 6.8 ( 1.0 ) ・業界主導の大型再編で寡占化が進む。新日本石油(ENEOS)とジャパンエナジ ー(JOMO)が統合、JX日鉱日石エネルギーが誕生。系列スタンドはENEOSブラ ンドに統一。 ・震災の影響でJX仙台、コスモ千葉の両製油所は未だ生産停止中。内需減少ト レンドに再び戻る中、各社が打ち出す採算と数量確保の両立に向けた施策が シェア攻防の行方を大きく左右。 ********************************************************************** ◇電網かわら版は、「まぐまぐ ID:0000005947」「melma! 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