********************************************************************** ■□■ 電網かわら版『必読!ITメディア』 ■□■ 第 108号 2001年 2月12日発行 〜総配信数 1,880部 Thanks!〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇インターネット、情報通信、放送関連の話題を、氾濫する情報洪水の中   から厳選、平易かつ簡明に要約・解説してお届けします。                   by マイクル渡辺 info@micle.co.jp ********************************************************************** 【お知らせ】  新年度より「電網かわら版」の発行形態、内容を見直す予定です。皆さんの ご意見をお聞かせ下さい。 plan@micle.co.jp 【「くるまーと」の話題から】 01.「i-kurumart」のメディア掲載状況 【最近のニュース&トピックスから】 01.第11回インターネット・アクティブ・ユーザー調査より 02.2000年国内PC出荷台数シェア、ソニー4位浮上で東芝転落 03.米AT&T、月800円のネットと長距離電話の格安パッケージを発表 04.日本テレコム、「音声ポータルサービス」を発表 05.DVD出荷額、ビデオを逆転 06.これじゃ、IT革命は起こらない? 07.自動車に関する情報源、ネットはまだまだ ********************************************************************** 【「くるまーと」の話題から】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●「i-kurumart」のメディア掲載状況  1月30日に、「プレスネットワーク( http://www.pressnet.tv/ )を利用し て「i-kurumart」の告知を行いました。その結果、以下のメディアで取り上げ られました。雑誌にも数誌掲載される予定です。 ○日経産業新聞(2月9日)  「マイクル、iモードで運転免許の試験勉強」 http://it.nikkei.co.jp/it/ebz/ebzCh.cfm?id=20010208eimi071808 ○auto-ASCII24(2月9日)  「運転免許の学科はiモードで試せ!! くるまーとが新コンテンツ提供」 http://auto.ascii24.com/auto24/issue/2001/0209/66nin_si0209_04.html?dnr ○インターネットタイムズ(2月2日)  「iモード対応サイト「i-kurumart(アイくるまーと)」オープン!」 http://www.kensaku-net.com/news/2001/02/02/kurumart.htm ○ケータイWatch(1月31日)  「クルマ情報サイト「くるまーと」のiモード版」 http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/01/31/kuruma.htm ★「リリース&トピックス」のコーナーで、プレスリリースやメディアに掲載 された「くるまーと」の関連記事がご覧いただけます。 http://www.kurumart.com/pr/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【最近のニュース&トピックスから】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●第11回インターネット・アクティブ・ユーザー調査より http://nnb.nikkeibp.co.jp/nnb/200101/f_nmmq11.html  日経ネットビジネスが、昨年11月21日〜12月4日に実施した標記調査結果の概 要は以下のとおり。 ・EC経験者の割合が大きく増加し、全体で65%を超えた。中高年層の経験率も  6割に達し、女性の経験率は男性を上回った。 ・定額のネット接続サービスの利用が進む一方、ブロードバンド化への期待も  切実に。ADSL待望派が半年で3倍の34%にまで増加、ISDNの人気は急落。 ・ネットマーケティングは、その手法を見直す時期に。これまでの主役だった  バナー広告は飽きられつつあり、ベテランユーザーほど電子メール広告を重  宝している。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  マイクルが気になったデータは以下のとおり。 ○インターネットへのアクセス場所 2000/12 2000/6 ・家庭 56.9% ← 63.3% ・職場 40.8 33.9 ・学校 1.8 2.0 ・モバイル 0.5 0.8 ○コミュニティーの利用状況 2000/12 2000/6 ・ユーザーなど第三者が運営する 13.8% ← 12.3%  コミュニティーを利用したことがある ・メーカーや販売店が運営する 11.1 10.0  コミュニティーを利用したことがある ・両方利用したことがある 5.1 4.5 ・利用したことはない 70.0 73.2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●2000年国内PC出荷台数シェア、ソニー4位浮上で東芝転落 http://www.gartner.co.jp/press/pr20010208.html  日本ガートナーグループは、2000年のパソコンの国内出荷台数が1,394万台に 達し、対前年比30.7%増と発表した。  とくに個人市場は、ネット・メールに加え、画像・音楽の作成・編集・配信 などの用途やサービスも一般化、対前年成長率は40%以上となった。ビジネス市 場も大企業主体に成長率約20%と堅調に推移している。形状別では、液晶パネル などのコスト下落により価格が低下したノート型PCが対前年成長率35%増となり 全体の45%を占めた。  メーカー別では、NEC(21.5%)、富士通(20.5%)、日本IBM(9.5%)と上位は変 わらず、ノート型や低価格VAIOシリーズなどが好調のソニー(8.9%)が東芝(6.2 %)を抜き、5位から4位となった。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  ガートナーグループの調査対象企業は約30社。同時期に電子情報技術産業協 会(JEITA)が発表したPCメーカー17社の出荷台数は、1155万台(前年比25%増)。  協会未加盟メーカーには、アレフ関連も含まれるのかな?。 http://it.jeita.or.jp/statistics/pc/h12_3q/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●米AT&T、月800円のネットと長距離電話の格安パッケージを発表 http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/biztech/inet/122699  「1カ月7ドル(約800円)でネット使い放題、長距離電話も格安」。米AT&Tは、 インターネットと長距離電話の格安パッケージを発表した。  新プランは「AT&T 7/7オファー」と名付けられ、基本料金のみでネット利用 時間は無制限。他州にかける長距離電話も、時間帯や期日に関係になく1分7セ ント(約8円)の固定レート。  競合会社スプリントの同様サービスは、長距離通話料は同じだが、基本料金 は月額19.95ドル。AT&Tの新プランはこれを10ドル以上も下回る。  ネットサービスで他のプロバイダーからの乗り換えを狙うとともに、業績の 伸び悩んでいる電話事業の強化を図る。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  何とまぁ「マイライン」のわかり難いことよ。Simple is Best! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●日本テレコム、「音声ポータルサービス」を発表 http://www.japan-telecom.co.jp/PRdept/news/nr010129.pdf  日本テレコムは、固定電話や携帯電話を使い、音声でインターネット上の情 報検索ができる「音声ポータル」の試験サービスを7月に開始する。  利用者はキーボードや電話ボタン操作の代わりに、音声ポータルに電話をか け、欲しい情報を声で伝える。テレコムの通信センターで音声をデジタル情報 に変換。ネットで検索・収集した上で、合成音声に変換して利用者に伝える仕 組み。  音声によるネットサービスは同社が初めて。2001年中に商用サービスへ移行、 2005年年に利用者700万人、年間売上高200億円の確保を目指す。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  横並び&物まね大国、我が日本。次の戦場は「音声」サービスか? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●DVD出荷額、ビデオを逆転 http://www.jva-net.or.jp/jva/data/new.html  日本映像ソフト協会がまとめた昨年12月のDVDの出荷額は、157億円(前年同月 比182.5%)と、単月で初めてビデオカセットを上回った。出荷本数は昨年8月に ビデオを逆転していたが金額ベースでも抜き、DVDが映像ソフトの主役となる時 代に入った。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  同協会サイトに「DVDソフト市場予測調査について」が掲載されている。  2000年7月末時点でのDVD再生機器の累積出荷台数は、専用プレーヤーが112 万台、PS2(プレステ)が300万台、個人向けのDVD-ROM付きパソコンの台数が概数 で200万台程度の合計612万台にのぼる。  重複所有率を加味した普及世帯数は約503万世帯、普及率11.5%。発売開始( 1996年)後わずか4年で世帯普及率10%突破というのは、インターネットの国内 普及速度と同様の、耐久消費財としては極めてはやいスピードとなっている。 http://www.jva-net.or.jp/jva/report/84/dvd.html  そういえば、我が家にもDVDプレーヤーは無いが、PS2はあるなぁ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●これじゃ、IT革命は起こらない?(IT Pro 記者の眼より) http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20010208/1/  インパク・政府パビリオンの企画( http://www.inpaku.go.jp )が、あまり に制約が多すぎなかなか軌道に乗らない。動画ソフトなど最新ソフトが利用で きないばかりか、すでに市場にたっぷりと流通しているソフトも使えない。  筆者の研究室に在籍する大学生が多数、この企画に参加している。インター ネットで様々な挑戦ができると思って、意欲的な企画アイデアをあれこれ提案 してくれるが、この制約の多さに直面して、すでに厭戦気分が漂っている。  政府のルールは、未だにインターネット出現以前の段階に留まっている。堺 屋前長官はインターネットを、日本社会と言わないまでも、少なくとも政府の 意識覚醒の機会にしようと目論んだようだが、これでは日本は変わらない。  せめて、インパクを通じてハッキリしてきた日本の行政機構の時代不適合を 記録にとどめ、次の根本的変革のエネルギーとしなければなるまい。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  106号でアクセス状況と、自由参加パビリオン「新美南吉童話集」をご紹介、 視点に以下のように記した。中島氏も業を煮やしたようである。  政府主催パビリオン「2001年日本の2001人」の総合プロデューサーは、息子 の研究室の主、慶応義塾大学教授中島洋氏。頭の固いお役人や事務局のお粗末 な内情に学生達もかなり苦労しているようである。  「新美南吉童話集」も是非ご訪問下さい。(^J^) http://www.gon.gr.jp/inpaku/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●自動車に関する情報源、ネットはまだまだ http://www.proto-g.co.jp/release20010124_1.html  中古車情報誌「GOO」や、中古車検索サイト「Goonet」を発行・運営するプロ トは、昨年10月〜11月にかけて実施した「情報収集と自動車に関する調査」結 果をまとめ概要を公表した。  自動車関連情報の入手経路は、「日頃」入手しようと考えている情報源のト ップは新車/中古車ユーザーとも「テレビCM」。中古車ユーザーではこれに続い て「家族・友人・知人の話」「自動車雑誌の記事・広告」が高く、前記3経路 が今後とも重要となることが予想される。  「購入検討時」「購入決定時」では、「テレビCM」は下降し、替わって「シ ョールームや販売店の店頭で実車を見た印象」が最も高い。新車ユーザーでは 「新車カタログ・パンフレット」「セールスマンの話」が続き、より販売店に 寄った情報収集行動へとシフトしていることがわかる。  「インターネットサイト」のスコアは、「自動車メーカーのサイト」「自動 車メーカー以外の自動車関連サイト」とも各シーンで低迷、現段階での情報源 としての重要性は低く見られている。 ─────────────────────────────────── ----☆マイクルの視点☆----  これが、実態でしょう。で、「くるまーと」の勝算は?  もちろん!、だからマイクルがやるのです。(^J^) ********************************************************************** ◇電網かわら版は、『まぐまぐ(ID:0000005947)』『Macky!(ID:0079)』  『melma!(ID:m00017577)』で発行しています。 ◇配信の停止や配信先の変更は、下記でお願いいたします。バックナンバーも  ご覧いただけます。 http://www.micle.co.jp/kawara.htm ◇電網かわら版『必読!ITメディア』の全文または一部の文章を、許可無く転  載することを禁じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■ 企画・制作・発行 (有)マイクル http://www.micle.co.jp/ ■□ 〒242-0006 大和市南林間2-8-12-203 046-271-3336(Tel),3337(Fax) **********************************************************************