========================================================================== 　　　　　◆◆◆ 電網かわら版『必読！マルチメディア』 ◆◆◆ 　　　　　　　　　　　第 029号 1999年 1月12日発行 by マイクル渡辺 http://www.micle.co.jp/mura.htm ───────────────────────────────────── 氾濫する情報洪水の中から厳選したマルチメディア(テレビ＊パソコン＊電話) 　とサテライト(衛星)関連のニュースやトピックスを、毎週平易かつ簡明に解説 　してお届けいたします。 ========================================================================== <<お知らせ>> 新年第一号のかわら版をお届けいたします。 おかげ様で、かわら版購読者が念願の千名を突破いたしました。 皆さん、本当にありがとうございます。m(__)m m(__)m m(__)m 引き続きご購読よろしくお願いいたします。 <<もくじ>> ---◆最近のマルチメディアニュースから◆--- 01.どうなるマルチメディア？新世紀へのステップは 　・「大胆予測1999年」(情報通信総合研究所より) 　・2000年までに通信サービスはこう変わる(日経コミニュケーションより) 02.テレビ用インターネット端末はブレイクするか？ 　・WebTV、通販2社及び有線放送と提携 　・日本オラクルとクロスビーム、CATV回線でNCTVを共同展開 　・ドリームキャスト、ネット接続登録者10万人突破 03.カシオ、世界初のGPS内蔵腕時計を開発 ---◆最近のサテライトニュースから◆--- 01.CS加入者、12月は単月で過去最高に ---◆お勧めBOOK、ホームページ◆--- 01.宮崎学著「突破者それから」とHP『「キツネ目の男」宮崎学』 02.目指せ！楽しいお買い物♪ 女性メーリングリスト「LIFE」のページ ========================================================================== ---◆最近のマルチメディアニュースから◆--- ───────────────────────────────────── ●どうなるマルチメディア？新世紀へのステップは ◆「大胆予測1999年」(情報通信総合研究所より) 　http://www.icr.co.jp/newsletter/1999/1999.html 　恒例の「大胆予測」1999年版をHPに掲載。タイトルは以下のとおり 　・通信事業者の次世代基幹通信網はIP統合網になる 　・インターネット料金は下がるか! 　・Linuxは市場の一大勢力となるか〜誰にとって驚異?〜 　・ウェアラブル・ネットワーク時代は来るか 　・ADSLはどの程度普及するか 　・規制緩和でどこまで下がる電話料金 　・AT&TとBTのアライアンスはどうなるか 　・日本に上陸した外資系通信事業者はシェアを獲得するか 　・衛星携帯電話に未来はない 　・C to B、そしてアイディア・ビッグバン 　・放送事業は放送産業に変わることができるか 　・岐路、21世紀に日本人は生き残れるか ◆2000年までに通信サービスはこう変わる(日経コミニュケーションより) 　1999.1.4号で「ネットワーク新世紀へのステップ−2000年までに通信サービスは こう変わる」と題した特集を掲載。 　事業者間の値下げ合戦に加え、通信会社の壁を超えた新サービスや新料金体系が 次々と登場する他、「脱電話」すなわちインフラそのものが「電話(音声通信)」ベ ースから「インターネット(データ通信)」中心へと急転換を迫られる。 ・インターネット〜さらなる値下げで常時接続環境が一般家庭に 　　OCN　　　 ：いよいよ値下げへ、ADSL利用の新サービスも開始 　　超高速回線：ダークファイバー利用の新基幹網など、料金が半額如何に 　　CATV/衛星 ：倍増するCATVインターネット、衛星は使い勝手が課題 ・公衆網〜主従逆転、移動電話が固定電話を超える 　　電話/ISDN：ISDNに準定額料金が登場、ただし完全定額制は期待薄 　　携帯電話 ：PDCとcdmaOneが料金と品質で一騎打ち、ネット端末としても普及 　　PHS ：データ通信でISDNを食う、加入電話より安い新料金プランも ・企業基幹網〜ATMが大ブレーク 　　専用線：IP(インターネット・プロトコル)向け新型メニューが台頭 　　セル・リレー/フレーム・リレー：高速デジタルからの乗り換えが急 > 　両者ともタイムリーなテーマを取り上げ、よくまとまっている。ご一読を！ > 　前者はNTTのシンクタンク？ということもあり、必ずしも“大胆予測”とは言い > がたい面もあるが、NTTの考え方の反映という見方も出来よう。 > 　いずれも、基幹通信網が電話網からIP網へと急速にシフトしつつあるとの見方 > で一致しており、インフラ面に関しては、踊り場状態の我国インターネット市場 > がブレイクする環境が整いつつあるのは間違いなかろう。課題は端末そしてコン > テンツ。 > 　また前者の「岐路、21世紀に日本人は生き残れるか」は、遺伝子や金融・経営 > ・雇用問題等にも触れ、グローバルネットワークの本質を簡明にまとめており、 > お勧めである。 > 　http://www.icr.co.jp/newsletter/1999/9912.html ───────────────────────────────────── ●テレビ用インターネット端末はブレイクするか？ ◆WebTV、通販2社及び有線放送と提携 　http://www.webtv.co.jp/webtvnews/tsuhan.html 　http://www.usen.ne.jp/webusen/ 　ウェブ・ティービー・ネットワークスと、通信販売の千趣会とシムリーは、WebTV を使った会員制オンライン通販サービスを開始する。千趣会は2月から、シムリーは 1月からWebTV端末を販売し、同時にオンラインショッピング会員を募集する。 　また、大阪有線放送社とも提携、有線放送とWebTVを組み合わせた「WEB-USEN」サ ービスを2月よりスタートする。有線放送と同じ月額6,000円の料金でWebTVサービス も受けられ、ソニー製のWebTV端末も無償で貸し出される。 ◆日本オラクルとクロスビーム、CATV回線でNCTVを共同展開 　http://www.xbeam.co.jp/ 　http://www.oracle.co.jp/nc/nctv/index.html 　住友商事系CATVインターネット事業者クロスビームネットワークスは、日本オラ クルと組み、4月からCATV回線を使った「NCTV」を共同展開する。 　NCTVの導入により既存のテレビ受像機をネット接続に使える他、CATV回線の利用 で、通常の電話回線に比べ数十〜数百倍高速でインターネットを利用でき、パソコ ンを持たない利用者への普及拡大を図る。（1月6日付日経産業新聞より） ◆ドリームキャスト、ネット接続登録者10万人突破 　http://www.sega.co.jp/dreamcast/info3.html 　セガが昨年11月発売した家庭用ゲーム機「Dreamcast」のインターネット接続者が 10万人を突破。予想以上の反響に、1ヶ月間のインターネット接続料金無料キャンペ ーンを4月上旬まで延長。今後もネット対応ゲームや通信対戦プレーなどに積極的に 取り組み、家庭内ネットワークサービスの拡充に努める予定。 　部品の生産遅れなどから品薄状態が続いているが、発売初日の15万台を皮切りに、 年内50万台を出荷した模様で、3月末時点で100万台突破を目指す。 > 　家庭用マルチメディア端末の主役の座を巡る、テレビ、パソコン、電話の熱き > 戦い。パソコン業界の攻勢に危機感を抱いた家電業界は、インターネットTVとい > う中途半端な機器を投入したものの惨敗に終わり、デジタルTVに成否を賭ける。 > WebTVやNCTVを突破口にというパソコン業界の目論見も未だ成功していない。昨秋 > マルチメディアホンを相次いで投入した電話業界も虎視耽々。 > 　テレビの最大の応援者はゲーム機。2000万台以上の普及台数と安さ。ドリーム > キャストはあれだけの機能で標準価格29,800円、プレステも64も実売価格1万数千 > 円と、パソコンや電話機には真似ようが無い。キラーソフト一つあれば、ネット > 対戦など無くても十分楽しめ、ネット機能はおまけですらある。ソニーや任天堂 > も次世代ゲーム機に通信機能を盛り込むことは自明・・・。 > 　と書くと、勝負は見えた？ように思われるが、以前『セガ、新型家庭用ゲーム > 機「ドリームキャスト」発売』に書いたように、 > 　http://www.micle.co.jp/kawara024.txt > 今のゲーム機は“おじさん”にはとても操作できるしろものではありません。 ───────────────────────────────────── ●カシオ、世界初のGPS内蔵ウォッチを開発 　http://www.casio.co.jp/productnews/gps.html 　カシオ計算機は、GPS(人工衛星を使った現在位置測位システム)機能を内蔵した腕 時計を試作した。同社のアウトドア向け多機能腕時計シリーズの一つとして、6月頃 発売予定。価格は6万円前後。GPS機能を内蔵した製品は、携帯型ナビゲーション装 置があるが、GPS機能を内蔵した腕時計は世界初とのこと。 > 　腕時計型ポケベルに腕時計型PHS、そして腕時計型PDAに腕時計型GPS、我国の小 > 型・高感度・省エネ技術は止まるところを知らない。 > 　http://www.hil.ntt.co.jp/Speech/PHS/index.html > 　http://www.ruputer.com/news/index.html > 行きつく先は究極の「腕時計型自動翻訳衛星携帯テレビ電話」か？ ========================================================================== ---◆最近のサテライトニュースから◆--- ───────────────────────────────────── ●CS加入者、12月は単月で過去最高に 　スカイパーフェクTVの12月単月の加入件数は6万7千件、ディレクTVは2万5千件で、 いずれも単月としては過去最高を記録。年末のボーナス商戦を狙った大量のテレビ CMや店頭での販促キャンペーンなどが貢献した模様。 　総加入件数はスカイパーフェク：101万2千件、ディレク：23万1千件。 > 　通常月の約2倍の件数だから、健闘したといえるだろう。問題はこのペースが > 続くかどうかだ！！ ========================================================================== ---◆お勧めBOOK、ホームページ◆--- ───────────────────────────────────── ●宮崎学著「突破者それから」とHP『「キツネ目の男」宮崎学』 　徳間書店刊　定価1,600円＋税 　http://www.zorro-me.com/miyazaki/ 　著者はグリコ森永事件の「キツネ目の男」として重要参考人扱いされた宮崎学氏。 　両親はヤクザの親分と博徒の娘。高校時代に共産党員となり、早稲田大学で共産 党系組織ゲバルト隊長として数々の闘争に参加。週刊誌記者を経て、家業の解体屋 を継ぎ、数々の無茶を行うが倒産。 　その波瀾万丈の半生を綴った「突破者」(南風社、幻冬社アウトロー文庫)で、作 家デビュー、“地上げ”と“字埋め”の二股家業に。 　「突破者それから」は、氏が地上げ屋として体現したバブル最前線の生々しい実 況報告。銀行、政治家、総会屋、ヤクザ、悪徳弁護士・・・「悪党どもが繰り広げ る闇の饗宴、カネの修羅道」が赤裸々に綴られている。 　「突破者」も一気に読んだが、これも文句なく面白い。氏のHPには先般逮捕され たオウム麻原の主任弁護士、安田好弘氏への支援メッセージや、北朝鮮問題など政 界裏？情報も種々掲載され、メディアリテラシーを磨くのにもってこいである。 ───────────────────────────────────── ●目指せ！楽しいお買い物♪ 女性メーリングリスト「LIFE」のページ 　http://www.mom.nsc.cae.ntt.co.jp/life/ 　いいショップを紹介する事によって、いいショップが増え、いい買い物が安心し てできる事に繋がっていけば・・・。生活者の視点から、EC・オンラインショッピ ングを考える女性（おばさんではありません！）メーリングリスト「LIFE」。 　メンバーの実際の購入体験に基づくお墨付きショップの紹介と、多彩なメンバー によるオンラインショッピング関連の情報が満載。 　無料メールマガジン『公開！ LIFEお買い物サーチ』も発行。 　http://www.mom.nsc.cae.ntt.co.jp/life/magazine/ 　私のネットフレンドで関西在住のエネルギッシュな女性起業家「コンマリ」さん も「LIFE」メンバーの一人です。よろしくネ。(^J^) 　http://fame.calen.ne.jp/sonia/ ========================================================================== ◇電網かわら版『必読！マルチメディア』は、インターネットの本屋さん『まぐま 　ぐ』及びメールマガジン立ち読みスタンド『Macky!』を利用して発行しています。 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