==========================================================================      ◆◆◆ 電網かわら版『必読!マルチメディア』 ◆◆◆            第 028号 1998年12月29日発行 by マイクル渡辺 http://www.micle.co.jp/mura.htm ───────────────────────────────────── 氾濫する情報洪水の中から厳選したマルチメディア(テレビ*パソコン*電話)  とサテライト(衛星)関連のニュースやトピックスを、毎週平易かつ簡明に解説  してお届けいたします。 ========================================================================== <<お知らせ>>  いよいよ押し迫ってまいりました。いかがお過ごしでしょうか。 おかげ様でかわら版も発刊以来半年を迎え、読者も985名に増加、当初目標の千人に あと半歩と迫りました。ご購読本当にありがとうございました。m(__)m 明年は12日より発行を開始する予定です。引き続きよろしくお願いいたします。  それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい!! <<もくじ>> ---◆最近のマルチメディアニュースから◆--- 01.ちょっと気になる?パソコン業界の話題  ・アキア、カシオの傘下に?  ・亜土電子工業、500ドルパソコンを発売  ・三井物産デジタル、プラモデル型パソコン組立キット発売  ・米デル、インターネットをパソコンの製品開発に活用 02.インターネットユーザーの動向は?  ・富士通総研、第3回インターネットユーザー調査結果より  ・日経MA「WWWユーザー視聴行動モニター調査」結果より  ・AOL等のインターネット利用者意識調査より ---◆最近のサテライトニュースから◆--- 01.日立製作所、移動体向け衛星デジタル放送へ参入希望 02.日本イリジウム、イリジウムページャーサービス開始 ========================================================================== ---◆最近のマルチメディアニュースから◆--- ───────────────────────────────────── ●ちょっと気になる?パソコン業界の話題 ★アキア、カシオの傘下に?  http://www.akia.co.jp/  http://www.casio.co.jp/ (両社ともこの情報は未掲載)  日経ビジネス12月21・28日号等によれば、パソコンベンチャーの雄、アキアがカシ オの傘下に入る。現在両社で条件や方法について、交渉を行なっている模様。  アキアは米デルコンピュータの日本法人社長だった飯塚氏が95年9月設立。高性能 ノートPCや省スペース型液晶PCに特化した商品と、自前工場を持たないファブレス 生産や直販体制で急成長したが、マック互換機事業の失敗や、ファブレス故の修理 体制の不備、商品開発の遅れなどが重なり業績不振、資金繰り悪化に陥っていた。  電卓や電子手帳では強いもののパソコン分野は今一つで、事業拡大策を模索して いたカシオ傘下で再建を図る。 ★亜土電子工業、500ドルパソコンを発売  http://www.ado.co.jp/news/release/500velo2.htm  500ドルパソコンの第2弾「VELOCITY TG300 M2」を、CPUに米Cyrix社のMII PR 300 MHzを搭載し69,800円、15インチモニターとのセットで89,800円で発売。  初心者にはインストラクターも派遣、インターネット接続設定までを行うセット アップサービス付で、10万円でインターネットを楽しむことができる。 ★三井物産デジタル、プラモデル型パソコン組立キット発売  http://www.mbd.co.jp/pracom/index.htm  組み立てに必要なケースやパーツ類全てをセットにした自作キット「プラコン」 を発売。動作保証されたパーツと、丁寧な組立設計書で、初心者でもプラモデル感 覚で簡単に組み立てることができる。  PentiumII 450MHzなど3種類のCPUを用意し、64MBメモリー、4.3GB HDD、56Kbpsモ デム等を搭載、価格は23万−15万円(モニター別売)。 ★米デル、インターネットをパソコンの製品開発に活用  (12月24日付日経産業新聞より)  米デルコンピュータは、HPにフォーラムを開設、ユーザーとの情報交換に役立て る他、開発のアイデアを出してもらったり、試作機の評価を依頼するなど、生の声 を反映させたより売れるパソコンの開発を目指す。  同社はネットを販売やサポートなどにいち早く使ってきたが、今後開発分野にも 利用範囲を拡大、インターネットを企業活動のあらゆる面で活用していく。 >  今年のパソコン年末商戦は、前年比2ケタ増確実と至って盛況だったようだ。 > VAIOなどB5判薄型ノートやiMacなど人気商品に加え、省スペースデスクトップや > A4判オールインワンノート、そして写真並画質をうたった家庭用インクジェット > プリンターや、高画質デジカメなどの周辺機器もすこぶる好調で、明確なコンセ > プトを持つ売れ筋商品に品切れが続出。反面、従来型デスクトップや高額機種は > 苦戦、メーカー・販売店とも市場動向把握に四苦八苦したようだ。 >  さて、今回とりあげた4つの話題、一見何の関連も無さそうではあるが、実は大 > いに関連がある。私は密か?にプライベートブランドパソコンの企画・開発を目 > 論んでいる。(^J^) >  アキアの挫折は他山の石、500ドル(低価格)パソコンとプラモデル感覚(簡単容 > 易)の実現性、そしてネットを活用した企画の練り方・・・一つ一つが大きなヒン > ト。具体的解説は明年、企画段階で。乞うご期待!! ───────────────────────────────────── ●インターネットユーザーの動向は? ★富士通総研、第3回インターネットユーザー調査結果より  http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/fri/cyber/research3/ ・女性、専業主婦が継続的に増加、女性比率は初めて3割を超える ・50歳以上のシニアユーザーは3.4%にとどまり、米国(約15%)と大きな差 ・重視するインターネット機能は   情報収集(WWW、メールマガジン等による趣味・仕事情報など):81.1%   コミュニケーション機能(電子メールによる連絡など)    :59.1%   コミュニティ機能(掲示板、フォーラム等による交流など)  :16.6% ・アクセス時間の内訳は、WWW 5:電子メール 4:その他 1 ・定番WWWは6-10カ所。主に検索と趣味関連 ・無料電子メールサービスの利用者は92.8%にものぼる ・スタートページの設定は、プロバイダーのHP:21.0%、検索サイト:15.9%と分散  し、米のようなポータル(玄関)としてのビジネス効果はまだ現れていない。 ★日経MA「WWWユーザー視聴行動モニター調査」結果より  http://www3.nikkeibp.co.jp/MA/guests/release/981222inet.htm ・WWWを見ている時間は,大半が1ページ当たり20秒未満で、多くは短時間でリンク  をたどって目的ページに到達するまでのプロセスと考えられる。 ・よく見るドメイントップはyahoo.co.jpで37.5%がアクセス。2位はmsn.comの15.7% ・自宅で長時間見るドメインの2位はアダルトサイト。(1位はyahoo.co.jp) ・スタートページは起動時に中断されるなど、十分活用されていない。 ★AOL等のインターネット利用者意識調査より  (12月13日付日経産業新聞より)  米AOLなどがまとめた調査によると、ネット利用者の44%が「インターネットは生 活必需品」だと回答、ネットが米国民の生活に深く浸透しつつある。 ・ネット利用人口は95年と比較しほぼ3倍に増加。女性利用者が増え、過去1年間の  新規加入者の6割が女性。 ・利用者の65%は35歳以上で、多くは、大学卒・18歳以下の子供を持ち・中流より上  の生活をしている。 ・電子メールが急速に普及、利用者の87%が利用。仕事にかかわるやりとりは2人に  1人が電話よりメールを好んでいる。 ・45%はネットショッピングの経験があり、31%は継続的に買い物をしている。 >  富士通総研は、以下のように調査の総括をしている。全くそのとおりであり、 > 全文を引用させていただく。   http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/fri/cyber/research3/title02.html 「過去1年のインターネット普及率の伸びが期待ほど大幅なものではなかったため、 急成長を想定して立ち上がったビジネスが肩透かしに合って失速したり、サイバー ショップの新規開店数が鈍化するといった状況が見られる。  インターネット・ビジネスは市場規模がクリティカル・マス(ある状況の発生に必 要な最低ライン)に到達していないことで、シナジーが発揮されない悪循環に陥って いるようだ。ポータル・サイトを頂点にいただく米国型ビジネスモデルを目指す動 きは見られるものの、効果をあげる段階にはいたっていない。  普及の鈍化を反映し、ユーザー属性にもドラスティックな変化は見られないかわ り、既存ユーザーの生活へのインターネットの浸透度は確実に増した。このことは アクセス時間や頻度の増加、ホームページ所有率やオンラインショッピング経験者 の増加、「WWWは必要」と思うユーザーの増加などに表れている。  また、既存ユーザーのインターネット利用スタイルは、自分の趣味や関心事など 特定テーマの情報収集が中心だが、気に入って繰り返し訪れる定番WWWの数はさほど 多くなく、無料の電子メールニュースやメールマガジンをよく利用するなど、今あ る環境での活用方法を見いだそうとしている様子もうかがえる。  利用拡大のためには、何より不況からの脱出と通信にかかる費用の低下といった 根本的な変化が待たれるが、インターネットに取り組む企業側には、次の普及の波 を待つ間にも、既存ユーザーの行動に学び、好まれる情報形態やコンテンツの開発 、使いやすさの追求といった努力が必要と思われる。 ========================================================================== ---◆最近のサテライトニュースから◆--- ───────────────────────────────────── ●日立製作所、移動体向け衛星デジタル放送へ参入希望  http://www.mpt.go.jp/pressrelease/japanese/new/981218j701.html  郵政省が公表した「2.6GHz帯衛星デジタル音声放送業務への参入希望に関する意 見募集結果」によると、日立と同社が37.5%を出資するジャパン・スペースリンクが 事業主体となり、新規に参入を目指すことが明らかになった。  同サービスへはすでに東芝、トヨタ、富士通中心の「モバイル放送」が参入を表 明、日本が使える周波数帯域では2社の参入は事実上困難なため、今後事業者間調整 が予想される。 >  参入希望には合計9社が名乗りを上げたが、上記2社以外は音楽、ニュースなど > 番組供給や少数のチャンネル運営が狙いで、顧客管理や課金などを含めたプラッ > トホーム運営(放送会社)までは想定していない。 >  何度も書いたが、家電メーカーの衛星放送事業はBSは松下、CSはソニーがほぼ > 主導権を握りつつある。出遅れた東芝と日立が「移動体」分野で巻き返しを狙う > という構図だが、地上波デジタルという最大の強敵も控え、前途は多難。 >  かわら版026号「日本テレコム&日産の次世代携帯電話企画会社、ドタバタ?発 > 足」http://www.micle.co.jp/kawara026.txtで、日産の通信事業はトヨタへの対 > 抗心故と記したが、今回の日立の参入希望も日産の意図が見え隠れする。先般も > 環境・安全対策やITS(高度道路交通システム)など、次世代自動車関連技術で、難 > 渋していた“日産版デンソー構想”を目指し全面提携を発表した。 >  日立はCSで「HKチャンネル」というプラットホームを独自運営しているが、鳴 > かず飛ばず。日産同様リストラ真っ只中の日立に、さらにモバイル衛星放送参入 > の余裕などあるはずもない。 >  日産も日立も、骨の髄まで染み付いた物真似・横並び体質は、どうにも変わり > ようが無いということだろう。 ───────────────────────────────────── ●日本イリジウム、イリジウムページャーサービス開始  http://www.iridium.co.jp/press/981224a.html  明年1月1日よりページャー(ポケットベル)サービスを開始。併せて試験サービス 中の衛星携帯電話「イリジウム」も本格サービスに移行。ページャーサービス開始 に合わせ、南極大陸単独徒歩行に挑戦している冒険家、大場満郎氏に応援メッセー ジを送るキャンペーンも開始する。 >  電話、ページャーとも是非とも成功して欲しいが、如何せんコストが高すぎる。 > 携帯電話端末が40万前後、ページャー端末ですら9万円もする。サービス料金は複 > 雑すぎて一言では説明できません。 ========================================================================== ◇電網かわら版『必読!マルチメディア』は、インターネットの本屋さん『まぐま  ぐ』及びメールマガジン立ち読みスタンド『Macky!』を利用して発行しています。  配信の停止や配信先の変更は、下記URLでお願いいたします。  『まぐまぐ』http://www.micle.co.jp/kawara.htm or http://www.mag2.com/  『Macky!』 http://macky.nifty.ne.jp/ ◇バックナンバーは下記URLでご覧いただけます。   http://www.micle.co.jp/kawara.htm ◇電網かわら版『必読!マルチメディア』の全文または一部の文章を許可無く転載  することを禁じます。 ───────────────────────────────────── ◆◆企画・制作・発行◆◆ マイクルコーポレーション http://www.micle.co.jp/ 代表取締役 渡辺朝雄 asao@micle.co.jp 〒231-0011 横浜市中区太田町5-69 山田ビル406 TEL:045-226-1597 FAX:045-226-1598 ==========================================================================