ネットライフ&続FLMASK
−私のネットワーク生活、そして続FLMASKについて−

 私の一日は通常夜明け前に始まる。草木も眠る何とやらから始まることも度々ある。
相応の睡眠時間を確保するため、就寝は21〜22時。
私の名前が「朝雄」で、朝に強いからでは決してない。
一重に我が国の貧弱なネットワーク環境による。

 ご高承のようにテレホーダイの時間は23時から翌朝8時まで。
23時前後から翌日1時頃まで、NIFTYやインターネットのアクセスが集中し、繋がらなかったり、極端に遅くなったりといった回線ビジー状態が続く。
アナログ電話回線一本の我が家ではそれ以前の9時、10時をパソコンが占領するわけにはいかない。
快適には程遠い、中年おじさんMIC渡辺のネット生活である。

 目が覚める。トイレに行く前にパソコンを起動する。
オートパイロットソフトでNIFTYにログイン、電子メールとフォーラム会議室を自動巡回。NIFTYの電子メールは主にインターネットウォッチなど情報配信サービスの受信に利用。
フォーラムは、マーケティング(FMKTG)とビジネス創造(FBINC)の両フォーラムの会議室を中心に、ビジネスマン(FBMANG)、新発想ビジネスヒントステージ(SBHINT)など20数カ所の会議室を覗く。
ログアウト後、必要な情報を切り抜いてハードディスクに保存したり、興味のある発言を読んだりでほぼ小1時間。たまには自ら発言したりコメントを付けたりもする。

 次いでインターネット。
まず電子メール。息子や友人とやり取りをしたり、日経の電子メール配信サービスを読んだり、時にはうれしいことに私のホームページの訪問者登録記録が送られて来たりする。
ネットスケープを起動。ホーム設定した朝日新聞のホームページに。新たに関心を持ったURLやブックマークしたURLにアクセス。これでまた小1時間。
そして、ようやくアダルトサイトサーフィンの時間となる。

 前置きが長くなった。
4月12日早朝、いつもの手順が終わり某アダルトサイトにアクセス。
な、何とFLMASKの作者が逮捕されたらしいとの緊急コメントが・・・
朝日のホームページに戻る。記事タイトルにあるではないか。うっかり見過ごしていた。

◆ 大阪府警、モザイク消しソフト提供の容疑者逮捕

 大阪府警は11日までに、インターネット上の女性のヌード写真などから、モザイク(ぼかし)を消すソフトを作り、ホームページの開設者に協力していたとして、横浜市港南区***、会社員K容疑者(30)を、わいせつ図画公然陳列ほう助の疑いで逮捕した。同様のソフトの中で最も使いやすいと、専門誌などで広く紹介されたことから、半年余りの間に約2万人が買い、本業の年収の数倍にあたる約3500万円を稼いでいたという。モザイク消しソフト提供者の摘発は全国で初めてという。
 調べでは、K容疑者は、モザイクを消せるソフトを開発し、それを紹介・販売するホームページ「FLMASKサポート」を昨年8月に開設した。雑誌などでこのホームページを知った客は、1500円を払って自分のパソコンにモザイク消しの機能を取り込むことができる。

 余談だが私もNIFTYの送金代行システムで1500円を送金した一人である。
約2万人という数字には納得出来かねる。
いかに多くの人たちが対価を払うことなくソフトを使用しているかの適例を見た。試用期間経過毎に新たにインストールすれば、料金を払うことなく継続使用出来る。だいぶ以前私もそのような時期があった。ある時ふと後悔の念が湧き起こった。対価なくして的確な評価はできない。ソフトに価値を認め得ずして、ソフト(コンテンツ)主役の新たなマルチメディア社会はとうてい理解できない。以後継続利用するシェアウェアソフトは必ず送金している。

 ブックマークのFLMASKのホームページをクリック。
例のNOT FOUNDが。許せない!!!!!!
過度な規制や検閲は百害あって一利なし。
欧米先進国ばかりでなく、韓国、台湾、香港、シンガポールなどアジア諸国よりも遅れている我が国のインターネットの発展・普及にFLMASKが大きく貢献するであろうことは前回の小論でも指摘した。

 極めて残念であった。その後この件についての情報は特に入手できなかった。
つい先日あるアダルトサイトで「わいせつって何ですか?」のリンクを見つけた。このホームページのオーナーだけでなく、サイバー上での「わいせつ」について心ある学者や弁護士など法曹関係者が、真剣に取り組みホームページも開設しているではないか。

電脳世界の刑法学

まいどWeb - 法律のページ

 本件の担当弁護士牧野氏も事件の経緯や進行状況を明らかにし、報道の誤報・誤解をとき、被疑者の無罪と名誉回復を図るべくホームページを開設している。

インターネット・ロイヤー法律相談室

弁護士の判断はもちろん無罪である。

◆ 被疑者は無罪である。

 FLマスクは、適法なソフトであり、販売することも、利用することも何ら違法ではない。したがって、これを販売するページを閉鎖することも、アクセス制限することも許されない。自由な経済活動を制限することになる。
また、上記ソフトは禁制品ではないので、利用者は自由にこれを利用することができ、何らの制限もない。
過剰反応、過剰規制、不当の自己規制は必要ない。

 救われる思いがした。とともに私のホームページを訪問していただいた皆さんにも真相と事の本質を理解していただくべく、上記URLに是非アクセスしていただきたい。


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