カナダからの手紙
−HPマイナーチェンジ顛末記−

 20年以上も前の事だったと思うが、平尾昌明と畑中葉子という歌手が歌った「カナダからの手紙」というデュエット曲がかなりヒットした。「ラァ〜ブレター〜フローム〜カナ〜ダ〜・・・」という出だしのメロディーを覚えている方も多いだろう。最近でもカラオケでよく歌われているらしい。とはあれ、以下の出来事がなければ、この曲も他の多くのナツメロと同じく私の記憶の片隅に押しやられていたに違いない。

 何と私にも初めてカナダから手紙が来たのである。インターネットメールである。始めてちょうど1年になる私のインターネット歴で、海外からメールをもらったのはDMもどきの数通を除き初めてである。感激ひとしおであった。

 ところで、2月末以降に私のホームページを訪問いただいた方は気づいておられるように、画面の背景がブラック基調に変わり、タイトル画像の下に3種類のテキストアニメーションが流れている。このテキストアニメのプログラムの作者が、13年前に日本を離れたカナダ在住のJinSato氏である。 プログラムの利用とホームページでの紹介を連絡すべく氏にメールを送った。この返事が「カナダからの手紙」であった。
 私とJinSato氏とはもちろん面識がない。インターネットの標語ではないが、見知らぬ同士の国境を越えたコミニュケーションを、ようやく私も体験できたわけである。

 さて、氏のプログラムを使用して私のホームページ用にテキストアニメをアレンジしてくれたのはフリーカメラマンのOomasu氏である。昨年10月にホームページを相互訪問し、知り合いとなった。彼ともそれまで全く面識がなかったが、互いの家で飼っている猫の話題など数回メールのやり取りをした。その後ホームページ更新の連絡以外、特にコミニュケーションはなかった。

 先月、お勧めホームページのチェックをしている際、氏のホームページが例の「File Not Found」になってしまったため、リンクから外してしまった。後でわかったことだが、たまたま氏のホームページが更新中であった。2月のホームページ更新の連絡後、久ぶりにメールをいただき、この旨お詫びのメールを送った。この返信は思いがけなくも、氏のホームページで使用しているテキストアニメを私用にアレンジしてくれるとの申し出であった。ありがたく受けさせていただいた。

 以上が私のホームページのマイナーチェンジの顛末である。インターネットを通じMICの理念の具現化が少しづつではあるが進んでいると実感した。
 JinSatoさん、Oomasuさん本当にありがとうございました。
(97.03)


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